大企業でも早期リストラが主流になってきています。
自分年金を作ることは老後の備えのためにも大切です。
自分年金にはIDECO,NISA、保険商品とありますが、
非課税のIDECO、NISAが優れています。
課税口座では売却益に20%課税されてしまい
また保険商品では保険会社の手数料が入ってくるので利回りは
良くならないからです。
しかし、年齢や年収などによりどちらを使ったら良いか
またメリットなど気になる点がたくさんありますので
じぶん年金作りは長期投資になりますので、出来るだけ早く始めて
いった方が有利です。
簡単にまとめてみましたので参考にしてください。
じぶん年金はIDECOとNISAを両方利用すべき
結論から言うと40歳以上の方の分じぶん年金作りにはidecoとNisaを両方併用すべきです。
その理由はつみたてNISAだけの利用では年齢45歳以上
だと65歳時点のつみたて期間が20年以下になり
年利4%で運用しても20年後の試算額は1200万円程度にしか
ならないからです。
IDECOとNISAの違い
IDECOはNISAと違い、加入資格と投資上限額が様々に
決められており少しややこしいです
まずはご覧ください。
IDECOの掛け金
自営業の方は60歳未満なら問題ないのですが、会社員公務員の方は制限があります。
タイプ1:勤め先に「企業年金」がない人→上限月2万3000円
勤めている会社に「企業年金」制度がない場合は、問題なく「iDeCo」に加入することが可能です。
掛金の上限は月2万3000円、年27万6000円になります
タイプ2:勤め先に「確定給付企業年金」がある人→上限月1万2000円
会社が企業年金制度のうち「確定給付企業年金」や「厚生年金基金」を採用している場合、
「iDeCo」に加入はできますが、掛金の上限は月1万2000円、年14万4000円となります。
公務員も同様です。
タイプ3:勤め先に「企業型確定拠出年金」がある人→原則「iDeCo」加入不可
会社が「企業型確定拠出年金」を採用している場合、原則加入不可です。
これに加入している人は会社が規約で「iDeCo」への加入を認めている
場合のみ、同時加入できます。
表にまとめるとこうなります。

出典:https://diamond.jp/
つみたてNISAとの併用で最大月額56000円程度積み立てっていくことが可能です。
そしてIDECOの良いところは掛け金全額が所得税・住民税の非課税に
なっているところです。
IDECOとNISAの違いとどういう人に向くか
表にしてみました。
IDECOで年81.6万円まで投資できるのは自営業者という事になります。
ただし、国民年金基金の掛金・国民年金の付加保険料との合算で
月限度額68,000円になります。
NISAとの併用は可能です。
IDECO | つみたてNISA | 一般NISA | |
こんな人向き | 投資できる額が比較的多い 所得税や住民税の納付額が多い 60歳まで余裕のある人 45歳以上55歳以下 |
毎月投資できる額が少ない
これから教育資金や住宅資金が必要 60歳以上の方 |
個別株に投資したい
タイミングを狙った投資がしたい 年間40万円以上投資したい リスクの取れる方 |
利用できる年齢 | 20歳以上60歳未満 | 20歳以上 上限なし | 20歳以上 上限なし |
投資可能期間 | 60歳になるまで | 2042年まで | 2028年まで |
投資の上限額 | 年14.4-81.6万 | 年40万円 | 年122万 |
投資できる商品 | 投信、定期預金、保険商品 | 投信、ETF | 投信、ETF,個別株、リト |
投資の形式 | つみたて投資 | つみたて投資 | 積み立て投資と通常投資 |
商品の買い替え | 何度でも自由にできる | 自由にできるが、その都度非課税枠が減る | 自由にできるが、その都度非課税枠が減る |
非課税期間 | 受け取り開始まで(60-70歳で選択) | 投資した年から20年間 | 投資した年から5年間 さらに5年間の延長が可能 |
メリット | 運用益は非課税 掛け金は所得税、住民税が控除、受け取り時も税控除あり |
運用益は非課税 | 運用益は非課税 |
資金の引き出し | 60歳まではできない | いつでも可能 | いつでも可能 |
口座開設手数料 管理手数料 |
必要 | 不要 | 不要 |
まとめるとidecoは節税効果が一番大きいんですが、そもそも税金をあまり払っていない若年層では
メリットがあまり発揮されません。
- 投資できる額が比較的多い
- 所得税や住民税の納付額が多い
- 60歳まで余裕のある人
- 45歳以上55歳以下
自由に投資したい人はNISAを利用っする
年齢が若くて
60歳以上の方はどうするか?
ことしの改正で65歳までIDECOも加入できそうです
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