NYダウが1.9万円を割り込み3年半前の水準になりました。
こんな不況時にも投資を続けて成果を出してゆくにはどうしたら良いか?
その答えがドルコスト平均法で投資することです。
ドルコスト平均法とは何か知らない方のために
簡単に言うと毎月一定額を同じ銘柄に投資し続ける事です。
不況時には大きなメリットがあります。
大事なポイントが3つあります。
そしてドルコスト平均法のデメリット
についてもそれぞれ説明してゆきます
目次
ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、
かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です。
この手法で金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。
つまりAという投信を月3万円づう買うという場合です。毎月価格は変わるので高い時には少ししか買えませんが価格が下がると沢山の量買えます。
一口1万円の時は3口、一口5000円なら6口、一口3000円に下がると10口変えます。
価格の変動はありますがトータルで9万円の投資で19口買えるので平均取得コストは4736円です。
商品Aの価格が少し戻り平均取得コスト以上になれば、トータルしてプラスになります。
アメリカを初めとして世界の株式市場では何度も暴落がありましたが、株価が戻らなかったときは
一度もありません。(日本ではバブル時代の株価に戻ってませんが世界ではすべて戻りました)
株価が戻るとドルコスト平均法はプラスになる可能性が高くなります。
このようにドルコスト平均法は短期のトレードではなく、長期の投資のリスクヘッジに役立つ投資法になります。
不況時に始めるメリット
実はドルコスト平均法は不況時に最適の投資法です。
不況時が長く続けば続くほど取得コストは下がります。
例えば先ほどの例でAという商品の価格が3000円の時期が半年続いたとすると10口が半年で60口
買えます。
3か月トータルでは9万円の投資で19口買えるので平均取得コストは4736円でした。
これが半年になると18万プラスして27万の投資で79口買えますので取得コストは3417円となります。
そして株価が戻るとプラスになることはわかっていただいたと思います。
長期に低迷が続くと株価が少し戻るだけでプラスになります。
株価低迷が長く続く→株価が戻るというタイミングでまさにこれからではないでしょうか?
現在のコロナショックのような不況時で短期間で、これほど大幅に値下がりすることは100年に一度もしくは
初めてのことで、実は大変なチャンスになることが分かると思います。
大切なポイントが3つあります
長期で行う事
ドルコスト平均法は先ほどのべたようにいわば「時間を味方につける」投資法なので、短期の投資には向きません。
短期だとタイミングによっては大きな損失を被る恐れもあります。
生活防衛資金は確保すること
述べてきたようにドルコスト平均法は5年-10年といった長期の視点でいわば「未来の自分にお金を用意する」ことです。
ですから、生活防衛資金(生活費の半年分+アルファ)は確保したうえで行いましょう。
インデックス投資に限定すること
ドルコスト平均法は下げ局面に強い投資法です。ですからこの時期には倒産する会社もあります
個別銘柄投資にはリスクもあります。インデックス投資なら株式市場全体に投資するので
それがだめになるときは資本主義経済の終わりですから考えても仕方のない局面です。
ドルコスト平均法のデメリット
ではデメリットはないのかというと、タイミングによりたまたま上げ局面に遭遇した時です。
この時は取得コストがあがり下げ局面では損失が出て長い間戻らないこともあり得ます。
取得コストを下げるしかないので買い続けねばならず心理的につらい状況になります。
そんなときもやめずに淡々と買い続け回復を待つ戦略となります。
従って 上げ→下げ→もう一度上げというサイクルを要しますのでこの1サイクルを耐えねばなりません。
過去のサイクルをみても10-15年かかることが分かります。
とにかく長期間投資であることが最大のデメリットです。
それに耐えれるプランをもって始めないといけません。
まとめ
- ドルコスト平均法とは何か
- 折るコスト平均法のメリット
- 現在始めるには最高のタイミングであること
- 気をつけねばならないポイント
についてお話ししました。
コメント
[…] ドルコスト平均法 不況時に最強の投資法 […]