北朝鮮VSアメリカ キューバ危機から学ぶ

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北朝鮮 太平洋上ミサイル発射
北朝鮮 太平洋上ミサイル発射

北朝鮮から太平洋に核ミサイル発射想像図

現在、北朝鮮とアメリカはかってない緊張状態にあります。今後どうなるのか、核攻撃の可能性があるわけですから、誰しも心配になりますね。

ところで、このような事態がかってもありました。

今から55年前の1962年、キューバ危機がそれです。一つ間違えば核戦争という緊迫した状況でした。今回の北朝鮮、アメリカ情勢とは独裁者の存在、核の脅威、経済制裁と状況があまりにも類似しています。

この危機は勿論回避されたわけですが、おかげで、今の世界があるわけです。核戦争を望む人はいないと思います。

ここでこの危機がいかに回避されたのかという、歴史的事実に学んで今後に役立つ教訓を得ていきたいと思うのです。



 キューバ危機とは

キューバ危機は、1962年10月から11月にかけてキューバに核ミサイル基地の建設が明らかになったことから、アメリカ合衆国がカリブ海で海上封鎖を実施し、アメリカ合衆国とその当時のソビエト連邦とが対立して緊張が高まり、全面核戦争寸前まで達した危機的な状況のことをいいます。

 キューバ革命とカストロ

1959年1月にキューバ革命で親米かつ軍事独裁のフルヘンシオ・バティスタ政権を打倒し、その後首相の座に就いたフィデル・カストロは、共産主義の影響を強く受けた学生らとともにゲリラ活動を行い、親米政権を倒し親ソ、反米政権を打ち立てていました。

親ソ政策を進めていたカストロ政権は、アメリカのキューバ侵攻に備えて
ソ連に最新鋭のジェット戦闘機や、地対空ミサイルなどの供与を要求しはじめました。

しかしソ連は1962年夏には、最新兵器の提供の代わりに秘密裏に、
核ミサイルをキューバ国内に配備するアナディル作戦を決め、キューバ側のカストロもこれを了承しました。

 ケネディ大統領の時代でした

その当時のアメリカ大統領はあのJFケネディ。勿論キューバに核配備される計画は知りません。
ここから、キューバ危機が始まる訳です。

しかし、ソ連とアメリカの対立が実際で、キューバは傀儡にすぎなかった。そこが今回の北朝鮮情勢とは違うところです。

実際に今回と同じような経済制裁、封鎖も行われたにもかかわらず、核ミサイル作戦は実行され、アメリカを射程にする核ミサイルが配備されてしまったのです。



 緊張の激化

ここにおいて一挙に緊張は激化し、ケネディ大統領は10月22日テレビ・ラジオを通じてアメリカ国民にキューバにおける新しい事態の説明を始めました。

その内容は
キューバ向け船舶の「海上隔離措置」
キューバへの空中監視
他国へのキューバからのミサイル発射は米国への攻撃とみなすこと
キューバ島内にあるグアンタナモ基地の増強および全部隊に警戒態勢を指示、

米州機構(OAS)全体会議の招集
国連安全保障理事会の緊急招集
フルシチョフが「世界を壊滅の地獄から引き戻すための歴史的努力」に参加することでした。

 いわゆる海上封鎖宣言です。

ソ連はすでに機材と武器を積んだ艦船をキューバに向かわせていたので、アメリカの海上封鎖を突破しようとすれば米ソ間の直接衝突となり、核戦争の危機が迫りました。

アメリカのキューバ海上封鎖が発動され、ケネディ大統領は空軍に核兵器搭載を命じました。ソ連は潜水艦に護衛された艦船を封鎖ラインに接近させ、危機は頂点に達します。

ケネディもフルシチョフも、誤った判断が間違いなく核戦争を勃発させることになる、と認識しました。危機が迫る中、両国首脳は裏面での交渉を重ね、ソ連のフルシチョフ首相は、アメリカがキューバに侵攻しないことと引き替えにミサイル基地を撤去するとの提案をケネディに伝え、10月27日に合意が成立して危機は回避されたのです。

回想によると米国務長官マクナマラは、この日が生涯最後の日になると覚悟したといいいます。またフルシチョフも妻にただちにモスクワから脱出するよう電話したといいいます。正午にはU2機がキューバ上空で撃墜されるというニュースが入り、軍部はキューバ報復を主張しました。

 ギリギリの決断

しかし午後4時、ケネディは報復攻撃を行わないことと、フルシチョフの提案を受け入れることに決めました。午後8時頃、ケネディ大統領の回答がフルシチョフに伝達され、翌日9時にソ連がキューバからミサイルを撤去するとラジオ発表を行い、危機は回避されたのです。
ケネディもフルシチョフもギリギリまで交渉を続け、最後はフルシチョフが折れてアメリカとソ連の全面戦争は回避されたわけです。

まさにギリギリの状況から、戦争が回避されたわけですが、戦争回避の原因を考えてみると

 ソ連もアメリカも戦争はしたくなかった。

という事に尽きると思います。両首脳ももし戦争すれば核戦争になる、人類が終わるという意識から踏みとどまったのです。

 まとめ 結局話し合いしかない

キューバ危機の後、アメリカとソ連の間で大気圏内での核実験を停止する、部分的核実験停止条約が結ばれました。また、この事件がきっかけで、米ソ間にホットライン(直通電話)が引かれます。

このキューバ危機の教訓に見られるように、結局解決は最後話し合うしかないのです。

今トランプ大統領、金委員長の間で挑発合戦をやっています。チキンレースのうちはいいですが、本当に太平洋上にミサイルを発射するような事態になればこのキューバ危機並みの緊張になります。そこで始まる戦争は核戦争です。つまり世界が終わることとなります。

両首脳、各国の首脳もそのことを深く意識し話し合いによる解決への道を模索していってもらいたいと思うのです。

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