ユネスコ脱退 日本はどうなる

アメリカが、国際連合教育科学文化機関「ユネスコ」脱退を表明し、衝撃が広がっています。

NHKやAFP通信の報道によると、アメリカは12日、ユネスコからの脱退を表明しました。

「分担金滞納の増大」や根本的な「組織改革の必要性」「反イスラエル的で中立性を欠いていること」を理由に2018年12月末で脱退し、その後はオブザーバーとして同機関に使節団を派遣するといいます。



 そもそもユネスコとは

ユネスコは教育、科学及び文化などの活動を通じて、世界平和に貢献するために作られた国連の機関の一つです。(本部はフランスのパリ)

ユネスコの正式な名前は「国際連合教育科学文化機関(United Nations Education Scientific and Cultural Organization)」といい,その頭文字を取ってUNESCO(ユネスコ)と呼ばれています。

ユネスコが作られた最大のきっかけは第二次世界大戦であり,1946年11月4日,人類が二度と戦争を繰り返さないようにという願いを込め,その活動をスタートさせました。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから,人の心の中に平和の砦を築かなければならない」。これは、ユネスコ憲章前文の冒頭を飾る有名な言葉です。この言葉からも、ユネスコが、教育、科学、文化などの世界共通の分野を通して,人の心に平和の砦を築き,世界の平和に貢献しようとしていることがわかります。

 活動は世界遺産が有名

ユネスコには2017年9月現在195か国が加盟しており,日本は1951年,世界で60番目に加盟しました。ユネスコは第二次大戦後日本が初めて加盟した国際機関です。現在のユネスコの活動として、たとえば教育の分野においては,さまざまな国際機関と協力しながら,世界中のすべての人々に教育の機会が与えられるよう取り組んでいます(「万人のための教育」)。

また,科学の分野においても,津波の発生をいち早く海岸の近くの住民に知らせ,大きな被害を防ぐための努力を行っています(「津波早期警戒」)。

さらに,文化の分野においては,人類共通の貴重な財産である遺跡(アンコール遺跡やバーミヤン遺跡等),建造物(東大寺,厳島神社等)や自然(グランドキャニオン,知床等)などの文化・自然遺産について世界遺産条約に登録すること,また同じく人類共通の宝である伝統的な音楽,演劇,舞踊,工芸技術などについては無形文化遺産に登録して,国際的に守っていく取り組みが行われています。

  もし脱退すると

日本もかって慰安婦問題で脱退を検討したしたことがあります。結局脱退はしなかったのですが、分担金の支払いを保留したりしました。その時に特に大きなペナルティーはなかったようです。脱退しても特に大きなペナルティーはないようですが、国際的に孤立することにはなります。

 日本はどうする

アメリカが、ユネスコ(国連教育科学文化機関)からの脱退を発表したことについて、野上官房副長官は「日本の政策に影響を及ぼすことはない」との認識を示しましたた。
野上官房副長官は「米政府の決定であり、日本政府としてコメントは差し控えるが、わが国の対ユネスコ政策に影響を及ぼすことはない」と述べたうえで、アメリカが拠出しないことになる、ユネスコへの分担金の2017年分の支出について、「あらゆる観点から、総合的に判断する」と語りました。

検討中の世界遺産決定への影響はないようです。

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