認知症 4つのタイプ別食事介護のポイントと食事を楽しくするコミュニケーションの3か条

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認知症は、おもに4つのタイプにわけられ、症状がそれぞれ異なります。

タイプ別の症状を理解すると、毎日の食事づくりにも、コミュニケーションにも役立ちます。

認知症の困った行動には、理由があります。

食事中の不可解な態度も、食事をたべすぎたり、食べなかったりするのも、病気の症状。脳の異変です。

食事介護には患者さんへの理解とコミュニケーションが大切ですね。

役に立つコミュニケーションの3か条をお教えします。

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 その症状は、認知症のタイプによって、異なります。

認知症は脳の障害領域の違いで、症状が変わって来ます。

主に4つの病気が原因です。食事介護の上で気をつけないといけないポイントも変わります。

次の4つですね。

アルツハイマー

血管型認知症

レビー小体型認知症

前頭葉側頭葉型認知症

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代表的なアルツハイマー型認知症では、食べた事を忘れるほか、箸の使い方がらからなくなる、食べ物以外を口にするなどの症状が、あります。

最近増えているレビー小体型認知症では、食材が虫にみえるほか、便秘などの身体症状も高確率で、起こります。

脳梗塞が原因の血管性認知症では、麻痺により食事がとりにくくなります。

前頭葉型認知症では、過食がとくに目立ちます。

認知症の症状はこれほどに多様です。家族がどのタイプかをよく理解し、毎日のコミュニケーションと、食事づくりに生かしてください。

それぞれに、簡単に説明しますね。

 アルツハイマー型認知症

脳深部の記憶領域にエラーが起きる

大脳の表面だけでなく、深部の海馬という場所がダメージを受け、記憶、空間把握能力、判断力などが低下します。

認知症の二人に一人はこのタイプで、もっとも多い。

体の症状は少なく、食事を美味しく取れます。食べた事を忘れたり、食器の使い方が分からなくなったりすることがあります。

食べることは、大好き、でもすぐに忘れてしまう。

一番の特徴は、最近の出来事を忘れる、記憶障害です。

一般的な物忘れとね違いは、何を食べたかを忘れるのでは、なく、食べた事自体を忘れる。出来事そのものが、その人から失われてしまいます。

今は、昼食の時間と、いった状況が分からなくなるほか、進行すると、食具の使い方が分からなくなる、食べ物以外を口にするなど、生活に支障をきたす症状も多く出ます。

ただ、食欲が損なわれにくく、美味しく食べられるのが、いいところです。

さっき食べたでしょなどと言わず、出来るだけ好きに食べさせてあげましょう。

末期になれば、体を動かすこともむずかしくなリます。

動く力、べる力が失われ食欲、体重共に低下します。

少しでも、長く動ける体を維持したり、寝たきりの期間を短くするには、家族と同じ料理を、よくかんで味わってもらう事が大切です。

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 レビー小体型認知症

脳幹と後頭葉を中心に、機能が低下するタイプ。

血管性認知症と同様に、認知症全体の15%程度とされる。

パーキンソン病という神経疾患に似たタイプで、からだが硬くなる症状や、立ちくらみ、便秘などの症状を伴います。

意識がぼーっとしたり、視覚障害に影響が出て食事に時間がかかるようになります。

気分が沈みやすく、波があるため、食事を美味しく食べられない日もあります。

安定していて調子がよさそうだと思うと、急に日中も寝てばかりになり、悪化したりするのも特徴です。

薬の調節が難しいので、専門医と連携し、その日の状態に合わせてあげることが大切。

視覚、嗅覚への配慮も、美味しく食べる助けになります。

 血管性認知症

脳内部を走る血管が細くなる。脳の血流低下で、脳機能が障害されます。

高血圧、糖尿病などの生活習慣病から血管が固くなり、血流が悪くなるために至るタイプです。

運動機能障害が起きやすく。右半身か左半身、または両側が麻痺することもあります。

気づかぬうちに発症し、だんだんと悪化します。

血管性認知症と分かったら次の梗塞を防ぐために、食生活の見直しをしましょう。

なるべく食事制限はせず、美味しくて血管にいい食材を積極的にとります。

麻痺が残ったときは、食べやすいメニューや介護用食具を取り入れましょう。

食べものを飲み込みにくい「嚥下障害」があれば、とろみ、粘りのある食材が活躍します。

障害された機能以外はしっかりしているのが特徴です。

実際的な手助けがあれば、いままでどおりの食事を楽しむことが出来ます。

片麻痺があると、障害された脳の反対側、つまり右脳の障害なら、左半身が麻痺します。

片手しか使えず、スプーンや箸が持ちにくい、

麻痺側の視野が良く見えないという症状もあります。

脳の両側に障害があると、のどの動きにかかわる運動機能が低下し、食べ物を飲み込みにくくなる食事中にむせやすい。

食後に咳が出たり、声がかすれたりします。

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 前頭側頭型認知症

前頭葉または側頭葉が障害されるので、会話や行動が、今までどうりにできない。

行動が変わり、抑制が効きにくくなるなどの症状が現われます。

前頭葉が障害されると、行動障害型認知症と言い、

状況をみて適切なふるまいをすることが難しくなります。

常識的でおだやかだったひとが、急に人が変わったようになり、周囲が驚かされることもあります。

側頭葉が障害されている場合は、意味性認知症といい、

言葉の意味がわからなくなり、会話が出来なくなります。

推定では、認知症の10%近くになります。

どちらも満腹中枢が障害されやすく、食欲は旺盛です。

甘いものが大好きです。

好きに食べるのをじゃませず、前向きにとらえれば、食の楽しみを十分に感じてもらうことが出来ます。

 食事をもっと楽しくするコミュニケーションの3か条

認知症の食事介護で、食事をもっと楽しくするには、コミュニケーションが大切です。

なごやかな食卓は、認知症の人に安心感を与えます。

むずかしく考えず、おおらかな気持ちでかかわりましょう。

そこで大切なコミュニケーションの3か条をお教えします。

 1.何をどう食べても、笑って受け入れる。

楽しいから笑うのではなく、笑ってみれば楽しくなります。

どうしてこんなことするの!?と腹の立つこともあるでしょう。

でも「いろんな症状があるなあ」「前とは違うけど、体は元気だし、楽しそうでいいじゃない」と受け止めれば、イライラのスパイラルに陥らずに済みますよ。

 2.うまくできてもできなくても しからず、ほめる。

できないことではなく、できたことに目を向け、「すごいね、上手だね!」と声をかけるホメぐせをつけましょう。

気分を高めるドーパミンが、ほめられた人の脳でも、ほめた人の脳でも、増加しますので、

お互いに気持ちよく過ごせます。

 3.バリアはあっていい 事故を心配しすぎない。

「高齢で認知症なんだから、やわらかくて飲み込みやすい介護食がいい」という発想は捨てましょう。

認知症は体の病気ではなく、脳の病気、硬いものだって良く噛めば食べられます。

それが脳細胞を新たに作り、残された機能を高めることにもつながります。

施設ではなく、家庭で一緒に過ごせるのですから、管理ではなく、食の楽しみを大切にしてください。

以上コミュニケーションの3か条です。

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